英才教育について考えたこと
私は20代後半に、スパルタ形式の英才教育を行う私立の幼稚園で働いていたことがあります。
0歳から3歳未満の未就児、3歳児、4歳児、5歳児の4クラスで構成されており、全体で80人弱の子どもたちが在籍していました。
主に、徹底した音感教育とフラッシュカードによる漢字教育のカリキュラムを指針とする園でした。
未就児はまだ小さいので、カリキュラムに軽く触れさせる程度でよかったのですが、年少、年中、年長(3、4、5歳児)クラスはかなり本格的に行っていました。
子どもたちはいつも死んだような目をしていました。 子どもたちは、カリキュラムから離れて園庭で遊ぶ時だけ、とてもイキイキしていました。
私は未就児クラスの担任だったので、だいぶマシだったのですが、他のクラスの担任の先生たちは、かなりしんどそうでした。
子どもたちは健全な大人に育つのかな?と、とても気の毒に思っていたところ その園は経営難により閉園しました。
心の底から良かったと思いました。
ネットで調べものをしている時に、ある意味すごい動画を見つけました。
北朝鮮の子どもたちの動画です。
この子どもたちのかなり不自然な、全く子どもらしくない表情がとても気になります。
どうやって教育したらこうなるんだろうと、本当に悲しくなってしまいます。
世界規模の間違った英才教育撲滅委員会が発足したらいいのになぁと心底思う、今日この頃です。